胸の奥に名付けることも出来ない響きがある
なかなか消えないゴースの残り火のようにくすぶりながら消えない響き
昔、私の人生で初めて【美しい】と言う言葉を言語化した人がいました
音になった単語は、美しく響いた
感動・・・
そして一つの時間が二つに分かれる時が来て、私たちはバラバラになった
こんなことがあって良いのかと、涙が溢れた
でも人生は前に進むしかない
私も時間とともに歩き、今の私になりました
それは私さえ知らなかった【私】でした
人生の頂に立ち、裾野を見おろせば一本の細い線が今に続いています
もし、高次の存在がここに来て
「ご褒美に時間を元に戻してあげましょうか?」
と言ったら私はどうするだろう?
ずっと一つの時間であることを望んでいた
それが一番の幸せだったのだろうと想ってもいた
間違えた人生だったのではないだろうか?
引き返せない時間が恨めしい
いつも時間を超えてあの時に戻りたいと願っていました
でも、人生のこの高みまでたどり着いた今
答えはNO・・
一つの時間には憧れるけれど
今の私が愛しい
かつての一つの時間に戻したら、今の私は消えてしまう
それは嫌だ
要するに、この人生も悪くなかったと思い始めているわけ

自分自身に誇りも持っている
それを捨てたくはないんだな
胸の奥にある名もなき波動
以前のような激しいパッションもなく
あるかと思えば、見つけることも怪しくなるけれど、決して消えはしない感情
心の静寂に静かに響く
なんて名前をつけようか?
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