巡り合う母と娘の繋がり

私の母は洋裁が上手で、編み物もできて、絵の才能もある人でした。

豊かな才能を持っている人だったと思います。

でも、どこかが小学生くらいで成長がストップしたような幼さもありました。

この世界では子が親を選んで生まれて来ると言います。

映画「神様との約束」はあながち嘘ではありません。

子が親を選ぶなら、私は何が良くて彼女を選んだのだろう?

大きな疑問です。

 

あの母親を選んで生まれてくる自分て、良い根性してるな

と思わなくもないです(笑)

苦労が目に見えていたはずなのに・・

 

意識をグッと上げて私の魂の目的を探してみると、課題の一つには転生の統合があったらしいのです。

転生で受けた傷を癒し、魂のレベルをあげる、と言うところでしょうか?

要するに成長したかった。

成長するためには愛だけでは燃料不足です。

どうしても、爆発的な上昇を起こすものが必要です。

それを私たちは<心の傷>と呼びます。

 

人生から受ける痛みや怒りは、魂に上昇気流を巻き起こし浮力を与えてくれる。

方向性も与えてくれます。

だから、成長を望む魂は、傷を受ける人生を選んで来ることが多いようです。

癒したい傷にぴったりの両親、家族、周囲の人々、出来事、時代を、選びます。

あえて自分の一番苦手なものの中に飛び込むのです。

 

だから私は今の母親は選んだのでしょう。

私が癒したいと思う傷、過去生でやり残した事にぴったりの存在だったから。

過去生の敵、そのものではないけれど、それと同じ嗜好、同じ波動を持つ相手。

 

今生では一国一城の主でもなく、民族をかけた敵同士でもなく、ただの個人として勝負をつける。

そのために家族になったようです。

 

私は時々、思います。

安穏な家族、人間関係に恵まれていたらここまで来れただろうか?

日常が幸せなら、ワザワザ成長と言う選択をしなくったって生きていけますから。

知らないものに挑戦するより、知っているものの中で暮らす方が楽。

でも、それでは魂の願いは叶えられない。

だから、必然としてこれで良かった、と言うことになるのでしょう。

 

さんざんやりあった母ですが、改めて確認すると可哀相な人だった、が真相のようです。

かつて生前の七歩子さんにいわれました

「いつか、KACOさんの愛は金色の光となってお母さんに届くでしょう。

でも、それはこの人生ではない。

遥かな銀河の彼方で、いつか」

 

遥かな時を越えて、また出会う一人なのかもしれませんね。

(会いたくないけど・・・)

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」