昼でもなく夜でもない時間の間で語られる物語
白い孔雀のような鳥が舞い降ります
(地球の履歴書を探しなさい)
(その本は薔薇が1輪描かれた美しい装丁の本です)
そう言い終わると鳥は天高く舞い上がり消えていきます
さて、どこを探せば見つかるのでしょう
山を探しても、海を探しても
表紙にバラの描かれた本は見つかりません
三日月型の海岸で座り込んでいるとカエルさんが傍に来て
「その本は宇宙図書館にある」
と耳打ちします
満天の星空を見上げると、星星が招くかのようです
星の海を船で渡り、宇宙図書館に到着
静かな午後の日差しがさす、明り取りの窓
整然と分類された沢山の本
【天の川銀河】科
【太陽系】目
【惑星】地球
にこれなのでしょう
手を伸ばして、本を手に取ろうとすると
差し出した指先からすう〜と、違う手が伸びて本を取り上げました
体の中をすり抜けてそれは遠ざかって行きます
チラッと目にとまったのは本の表紙
美しいバラの絵が描かれています
遠ざかっていく人影と見えるものは少し人に似ているけど、人では無いもの
大切そうに本を抱えています
これはどういうことなのでしょう?
地球の歴史に興味のある誰がいる、と言うことでしょうか?
いつの間にか、
手の中に小さな光輝く小石の入った小箱がありました
コメントを残す