薄暮に囁く物語18/一斉に散っていく20の光

夜でもなく昼でもない時間の狭間で囁く物語

太陽が登る海の彼方に龍の国がありました

 

強い結界で守られ、龍とゆかりのある者でなければ近づくことも出来ません

が、ある時、その結界が敗れました

 

清流に濁流が流れ込むように影がしみこんでいきました

龍の松果体が、子宮が影に蝕まれていきます

このままでは龍としての形を保てなくなるでしょう

 

龍の国には3つの峰を頂く険しい山々がありました

その一番奥には大犬神が鎮座しています

山かと見まごうほどの大きく破邪の牙を持つ白い犬神です。

白い犬神は広がっていく影をじっと見つめていました。

 

ある月夜の晩、風がやみ無音が広がりました。

犬神は大きく息を吸い込み、吐き出しました。

吐き出された息は20の美しい光の玉となり、空間に静止しています。

20の光の珠はみるみるうちに犬の形象となりました

大犬神は待っていたかのように、静かに言いました

「行きなさい!」

その声を聴くや否や、一斉に20の光の玉は飛びちりました。

 

北は龍の脳下垂体、西の子宮も勿論

全てを網羅するポイントへと散っていきました。

 

夜は白み始めました

犬神は空気に溶け込むかのように姿を消しました。

静かな森林の中に小鳥のさえずりが響き渡っていきます。

 

 

 

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ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」