薄暮に囁く物語 10/ 鮭桃色の珠と浅葱色の龍

昼でもなく夜でもない時間の間に語る物語。

世界のどこかで、一匹の龍が体を小さく小さく丸めていました。

その龍を色とりどりのジェリービーンズが取り囲んでいます。

 

一見するとジェリービーンズの動きはコミカルで可愛いのですが

彼らは狂暴でした。

コミカルな動きはすべて龍への攻撃でした。

寄ってたかって、龍を攻撃しているのです。

 

ジェリービーズたちに囲まれた時、龍はもっと大きく立派で美しかった。

でも、攻撃を受けるごとに弱く小さくなってしまって、今では身を守るのが精いっぱいでした。

さもありなん。

よく目を凝らしてみるとジェリービーンズ達は手に手に槍を持ち、剣を持ち、龍を傷つけているのです。

龍は傷だらけ満身創痍でした。

 

龍の体は白く透き通り、鬣に浅葱色の色味が残っているだけでした。

ゼリービーンズ達は攻撃の手を休めません。

龍は逃げる事も攻撃することも諦めたようです。

ただただ、大切なものを守りぬく事だけを使命としているようでした。

 

それは龍にとって、どうしても捨てられない大切なものでした。

これを取られて、生き延びても意味が無い、そう思っていました。

 

方やゼリービーンズ達の意志は固い。

狙った獲物は逃がしません。

長い時間をかけ、少しづつ追い詰めて、もう龍が力尽きるまで、ほんの少しです。

 

龍はゼリービーンス達が生まれてから一度も手にしたことも無いものを持っていました。

それは自分達が欠けている事、卑しい事、まざまざと見せつけられるものでした。

だから絶対にあれが欲しい。

妬み、やっかみ、浅ましい渇望、

自分たちの身の卑しさを知るほどに、奪わずにはいられない。

 

龍は痛みも仕返ししたい衝動も、悔しさもみんな我慢して体をなるべく小さく固くしてお腹に抱えた大事なものを守ります。

穢されないように、奪われないように、その本質を失わないように一生懸命守ります。

これさえ守り抜けば、なんとかなる。

これさえあれば大丈夫。

 

龍が我が身に代えて守っていたものは

ほんのりサーモンピンクに輝く光の珠

(これが世界で一番尊いもの、これさえあれば蘇る)

龍は目に薄っすらと涙を浮かべて来ないかもしれない助けを待ち、分かれてしまった仲間を信じて、じっと耐えていました。

サーモンピンクの珠にも微かに文様が浮かんでいます。

<和の心>と読めなくもないです。

龍はジェリービーンズたちに覆いつくされそうです。

絶命・・?

 

時間の無い暗い空間の遠いどこかで

小さく咆哮が聞こえたような気がします・・

 

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プロフィールなのですが、自分の事を書くのは気恥ずかしくて苦手です 人生を振り返ると大きく二つに分けられれると思います それは結婚前(ホワホワしてる♡)、結婚後(まさに修行) 結婚する前は何のかんの言いながらも平和に暮らしていました 自身を深く探る事も無く、人生は夢に溢れ、両親は世界で一番良い人だと思っていました 結婚は魂の目覚まし時計が鳴るような一大イベントでした 成人した時に母からこんなことを言われていました↓ 「25歳までは好きにさせてやる、周囲の誰も不幸にしない結婚をしなさい」 25歳を過ぎたらお前に自由は無い、お前の結婚は家族(母)のためだ、と言う事ですよね、恐ろしい母親 結婚は私を社会から切り離し、家族と言う牢獄に押し込める陰鬱なものでした 結婚して7年間が一番暗い闇の時間でした それは私の心の中に神を失っていたからです、結婚が決まる少し前私は失恋をしていました それはものすごくショックな出来事で、神に責められるのが恐くて、私が神を捨てました 神を信じない周囲の人々に混じって彼らのように暮らせば幸せになれる、と自分に言い聞かせました 実際は違いました、全体とのつながりを失った個人は狙われるものです、エネルギーを捕食したい輩から見たら格好の獲物です、潜在能力が高ければ尚更です 結婚して7年目のあの時私は自分を取り戻しました、そして神様とも仲直りしました (宗教の神ではないですよ、自然な信仰に元ずく神です) 自分を取り戻した時目に映ったのは、嫌いなものに囲まれた自分、もう人生の大きな選択は全てなされ、自分で決められるのは死に方だけに思えました なんて事をしたんだ、と自分が許せなかった、自分が嫌いになり誇りも持てず、何の価値もない人生とあざ笑ってしまいました、でもこのまま餌食にされるのはごめんです どうしたら、状況を変えれるのか?生活の全体を見つめました 引っ越そうが、資金を作ろうが彼らには勝てない、勝っても追いかけて来ると痛感しました、彼らに勝つためには精神のレベルを上げていくしかない それからは<私を食い物したい輩>と<それはお断りですという私>の闘いです 一つ心が強くなると引き戻され、また立ち上がる、その繰り返しでした でも逆を言えばそれが訓練になり私を強くしました 私は現実世界に取り組むというよりも内面を整える事で道が開いていくタイプでした 自分の傷に向き合い、内面を整えていくとスーと道が開きそこを歩いて行きます メンターも次々に現れ、リレーをするように私を導いてくれました レイキ、ヒーリング、フラワーエッセンス、ヒプノetc 特にヒプノは私に合っていました 時間を超える事は容易で、 現世だけでは解決できないトラウマを溶かすためにとても役に立ちました そして最後に残った過去生の最も重いトラウマはリーディングと言う高次元から情報を得る手法によって昇華することが出来ました 自身の精神性が高まるにつれ輩は力を失い消えていきました エネルギーは高いところから低いところに流れていく、逆流はあり得ないのです 自己を回復させていくプロセスは私に巡礼の旅という一貫したテーマを与えてくれました 礼文島から与那国島まで点々と、海外はイギリスやペルー、エジプトにも導かれるままに行きました 諦めたのは南極だけ、移動ルートの確保が出来なかったのです、代わりにハワイへ行きましたっけ( ´∀` ) その旅も2025年に満了、カウントダウンの美しい花火と共に終わりました これからは新章突入です もし私の人生を通して、言える事があるとしたら 【諦めないこと、諦めなければ勝てる、そして高次からのサポートは必ず得られる】 【精神的な道のりは急がば回れ、時に危険な道が突破口と言う事もある】 あなたの人生に幸あれ♡