はるか昔、銀河の外縁部に小さな青い惑星がありました。
まだ若い、その惑星に文明の形跡はほとんど無く、夜の部分は闇そのものでした。
惑星には広大な牧場があります。
地平線まで続く草原は、管理された牧草地です。
中には野生の動物が放牧されています。
その生き物は二足歩行が可能のようです。
いわゆる、人間牧場です。
人のようであって、人ではない?
エイリアンとの人工交配によって作られた人間もどきでした。
その人々の延髄の先端には尻尾の痕跡があり、そこにコントロール装置が埋め込まれていました。
この装置は生まれてある程度の頃に外科的措置によって付けられます。
人が牛につけるマーカーみたいなものです。
それは脊髄に直結し、そのまま脳に電気信号を伝える事が出来ます。
【恐怖】です。
ルールを破ると電気が、流れる。
自身で制御できない、理解も出来ない、強烈な痛みは本能的な恐怖ではなく
想像上の恐怖を創り出し、圧倒的な力を奮います。
親の恐怖を子どもは学習する、何世代かするうちに恐怖は真実になりました。
この惑星の人工生命体は恐怖に従う事を学びました。
虚偽であることと見抜いたものは、牧場の外へ追放です。
恐怖が残るにつれ、人間もどきは宇宙の律動からも惑星との共鳴からも孤立するようになりました。
長い時間が経ち、この青い惑星で人類(人間もどき)の繁栄は二度目だそうです
今もこの人間もどきは全体から切り離された幻影の中で、際限のない恐怖の夢を見ているとか?
思い出せば、恐怖は消えるのにそれさえ、それさえ気づかない。
自分も宇宙が育んだ生命の一部だという事
全体の流れの中にある事、繋がっている事
悟ればいいのに、時間が経ちすぎたのでしょうか?
難しいそうです
YouTube/ KACO のアルク・チャンネル
@kaco.ark2lux
【猛暑だから、飛んで鹿児島】
コメントを残す