かつて、機能不全の家庭で育った仲間たちへ
私たちは、一番援助や慈しみが必要な時に、得る事が出来なかった。
そして、そのまま成長してしまった。
私には傷がある、見えない傷、心の傷。
あなたにもきっとあるだろう。
それは目に見える血を流していないので・・手当をしてもらえない。
誰にも気づいてもらえない、自分で見つけるしかない傷
自分で舐めて、癒すしかない傷です。
あなたは自分が何なのか誰なのか?確信が持てないかもしれない。
絶望的な孤独に苛まれているかもしれない。
みんなが持っているのに、自分だけは持てなかったものがある・・そう慟哭しているかもしれない。
確かに私たちには不足や、欠乏感がある。
そこにつけ込むコントロールや恐怖がある。
だけど、彼らには無くて、私たちにだけあるものがある。
それこそが、傷です。
闇の中にこそ、真の光がある。
その例えのごとく、傷の中にこそ、私たちが求める癒しがある、愛がある、喜びがある。
そして、帰り道がある。
私たちは一人だけれど、この傷がワンネスへの切符となる。
この傷を辿って行けば、やがてそれはワンネスへと帰還させてくれる。
哀しみは喜びに
憎しみや怒りは、愛へと変容するだろう。
決して絵空事じゃない。
傷に取り組むのは、血の涙を流すような荒事だけれど
実行する価値はある。
一人、一人、山のふもとに立って、頂上を見上げている、と思って
急勾配、石だらけ、傷に取り組む山登りは険しいけれど
いつか頂上にたどり着ける。
それは約束されている。
頂上に他踊り着いた時、その時に、私たちは見つめ合って
手を取り合って、笑う。
そして、お互いを知る。
そして、こう思うんだ
私は独りぼっちじゃない・・ってね。
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