日本には・・・【ポンポン山】と言う、可愛らしい名前の山がある事をご存知ですか?
昔々の話じゃないですよ( ´∀` )
21世紀の、現代の話です。
Contents
ポンポン山はどこにあるのか?
【東京startで→新幹線→大阪…ポンポン山】
そう、ポンポン山は大阪<高槻>と京都の間辺りにあります。
JR高槻、もしくはJR向日町からバスで登山口まで行けます。
標高は600Mくらい、道は歩きやすく舗装されているところが多いです。
でも、侮れない。
このご時世なので、熊注意の看板は割と見かけました。
違う意味合いの、看板もあります( ´∀` )
登山前夜に見つけた美味しいもの
山登りは朝が早いですから、高槻に駅近に宿をとり宿泊。
百貨店あり、コンビニあり、飲食店一杯、アーケード街あり、要するに楽しそう。
チェックインのあと、夕食がてらに周囲の散策に出かけました。
所変われば、品変わる♡
見るもの、匂い、音さえもが珍しく、ワクワクですよ( ´∀` )
そしたらこんな素敵なクレープ屋さんを発見。
冬野菜のフリカッセ、レンコンとかチキンとかゴリゴリ入っています。
甘い系のクレープももちろんありますよ。
午前7時、いざポンポン山へ・・あれ??
翌朝は五時ごろから準備を始めました。
七時前にホテルを出て、高槻北口発7時13分のバスに乗って、いざ出陣。
順調♪の、はずだったのだけれど・・
7:07分発のバスに間違えて乗ってしまって、登山口の二つ手前の停留所が終点。
(だって、いかにも13分発って感じで停まっていたから・・・)
次のバスが来るのをひたすら待ちました。
早朝ゆえにじっとしていると結構寒い、朝陽が体に当たるのがありがたかったなぁ。
バスの運転手さんは、あと2つ先だから、歩いていも行けるよ。
と、アドバイスしてくれたのですが、ごめんなさい。
(本当か?結構歩くんじゃないの?)
だって、地元の人が言う少しは少しじゃない事が多いから。
バス待ちを選んじゃいました。
日本の山登りは高低関係なく気が抜けない
登り始めは東海道自然道という、とっても野性的な獣道を30分くらい歩きます。
そうすると神峰寺と言うお寺が見えてきて、トイレ休憩可です。
地図を見ると、このお寺はとても広い敷地を有しているようです。
神峰寺を過ぎると、舗装はされてはいるけれど道の勾配がきつくなります。
(息が…疲れる)
この先にもう1つお寺があるのですが、急勾配で人を拒んでいるかのようです。
あえぎながら歩いてると、横を参拝者の車がスーッと通りすぎていきます。
(なるほど、この山道が舗装されてあるのは信者さんのためかあ。)
けれど・・歩けども歩けども、まだ先がある。
そうするとろくなこと考えなくなるんですよね、キツイから。
楽がしたいと言う、人間のあれが囁き始めるわけ。
疲れて来ると、自分で選んだことを疑い始めてしまう
(何でこんなところに来ちゃったんだろう?)
(ホテルのラウンジでお茶してる方が良くない?)
無限ループの自問自答が始まります。
何で?・・答えはあるけど、無い。
(もう一杯歩いたし、折り返しのコースに変更したら?)
(誰も笑わないよ。分かってくれるよ。)
(引き返す?・・ねえ引き返そうよ。その方が楽だよ)
それも、決して間違いじゃありません
帰りのバスの利便性を考えると、それは賢いとも言えそうです。
何しろ頂上を越えて向こう側に降りたバス停には一時間に一本しかバスが来ないのですから。
しかもバスの最終は15:24
何かのアクシデントで、一人取り残されたらどうするんだ?の世界ですよ。
動き出したものは白紙に戻すのが難しい
進むか、引き返すか
二択の間で、私はどうしたと思います?
歩き続けたんですよ。
ロボットがコマンドに従うみたいに。
山深い、熊注意の看板がチラホラするような道を一人で、歩く。
山登りに行って頂上までたどり着いて、帰ってきたのだから美談のような気もするのですが、ホントか?とも思います。
後々、自身の気持ちを検証すると・・
考えるよりも歩く方が楽だったのですよ。
思考を構築し直して新しい選択肢を設定するよりも、既に決めて、インプットした行動を実行する方が楽なのです。
山の中で、なんで・・と思いながらもコマンドに従って動き続ける・・・その方が楽。
そんなのあるか?って思うけど<ある>みたい。
ロボットみたいな私( ´∀` )
楽しくも無いのに、歩く、歩く。
コマンドを終了させる方が、脳に負荷がかかるなんて知らなかった。
平地に戻って、お茶をすすると猶更しみじみ来るものがある。
違う選択肢もあるのに、そのまま進むって
人生にもあるよなあ・・
それが良いとか悪いとか別にして・・続けてる方が楽だったって事。
選択肢の組み換えは、脳に負荷がかかる
お茶をすすってると思い出すのは、以前耳に入って来た言葉。
<山登りでは、引き返す方が勇気を必要とする。>
ふうう~ん、なるほどお
人生あるある・・かも
現状に決して満足しているわけではないのに、続けている事って人生にはありませんか?
とりあえず目の前の事をこなしている方が楽な事。
例えば、愛は無くなったけど、続ける結婚生活
散らかった部屋を片付けた方が良いとはどこかで思いながらも、パソコンから離れられない。
嫌よ嫌よ、と言いながら退会しない山登りクラブ(私事)
分岐点がある、と分かっていても続ける方が楽な事ってありますよね。
それなんですよ、今回、山へ行ってしみじみ思ったことは。
最初に離婚したいと思った時
ここまで来ちゃったのに・・・って思いましたね
人生再構築よりも、続ける方が楽
これだったのかあ・・・って気づきました。
選択肢は何を選んでも100%は無い
たまたまポンポン山は引き返さずに頂上までたどり着きましたので
「やったあ、登れた♡」
と言う経験をしました。
(が、二度と行くものか!と心に決めました。)
もし?引き返していたら
「やめておいて良かった♡」
という経験をしていたかもしれません。
人間、経験できたものが真実です。
でも、選ばなかった選択肢が間違っていたかと言うと、それは疑問です。
選ばなかっただけで、それも正解の可能性もありますから。
一概に良いか悪いか、は言えません。
どちらを選んでも完全な選択は無い
これは結婚生活に関して、ある先輩から諭された事なのですが
【結婚生活を続けても、離婚してもどちらも100%ではない。】
どちらを選んでも等しく良い事も悪い事もある、と言う話です。
なるほど・・先人の智慧ですね。
また、ある山登りの達人は私にこうも言いました。
「山登りは修行だ」
そうっすね、人生の縮図のような一日でした。
まさに人生がある、山には人生があるんだ。( ´∀` )
もう・・しばらくはどこにも行きたくない。
お茶も美味しいし、ココアも美味しい。
どちらを選んだら、間違いも無い。
両方に味がある。
美味しい時間を過ごしましょう。
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