薄暮に囁く物語16/世界大統領

昼でもなく夜でもない時間の間で囁く物語

さわやかな風が吹く草原

乳白色の螺旋階段を降りて行きます

一つの門が現れ、門を開けて中に入ります

川の流れの中にいるような不思議な感覚

 

やがて辺りは影に覆われ、天も地も左右も無くなりました

徐々にピラミッド構造の神殿が見えてきました

中に入ると基底部は方形

床は二段構造構造になっていて、数段の階段を降りると、さらに下に降りることが出来ます

 

正面は祭壇、三方は壁です

祭壇の左右に金魚鉢を伏せたような球体を乗せた台が2つあります

まるで神社の狛犬のようです

 

球体は液体で満たされ、中には一つに一体づつの胎児

手足が時々動きます

 

一人の巫女がやってきました。

球体の傍に立ち尽くす横顔は悲しそうです

彼女は遠見の力があり、遠い未来を見ることが出来ます

彼女は自分が知ってしまった未来の様に、圧倒されてしまったのです

世界の終わりを知ってしまったものの常です

 

届かぬ胎児を抱きしめるかのように、そっと水球に手をおいて包み込みます

なるほど、未来があれではこの子が必要なはず・・

 

彼女の知る言葉では、この胎児は【新しい人】と説明されます

末世を救うために用意された子どもたち

 

多くの人々の死が、子どもたちの目覚めを呼ぶ

遥かな時間を見据えて用意された子ども

未來の人々はこう呼ぶ

「世界大統領」

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」