もう一人の息子への手紙

この間、息子への手紙を残しましたので、

もう一人の息子へも、手紙を残すことにしました。

 

もう一人の息子への手紙

蒸し暑い真夏の明け方、私は夢を見ました。

 

温かな日差しのもと

あなたとあなたの姉を連れて、3人で何処かを歩いています。

 

あなたのお兄ちゃんはいません。

現実世界でLostしているからかしら(笑)

ドラックストアと薬屋さんを間違えてしまって何軒かお店を巡り、どこかの街角を歩いています。

二人とも年齢は小学生くらい。

小学生のあなたは、恥ずかしそうに、おずおずと私に抱きついてきました。

私もあなたを抱きしめ返しました。

 

それで充分です。

久々に良い夢を見ました。

 

今の私に、あなたのために出来ることはありません。

実父がかけたマインドコントロールが解けるまで、私はあなたの敵です。

いつかマインドコントロールが解けて

夫婦に片方が善で片方が悪である、ということは無い。

どちらかが悪ければ、もう片方も悪である。

どっちもどっちである。

そういう事を理解するまで私はあなたの敵です。

 

「ママは敵で、ママが悪い。」

その言葉の狡さと残酷さに気づくのは、

もしかしたら酷な事かもしれないけれど、あなたは自由になるでしょう。

現在のあなたが投げつけてくる言葉は、刃物よりも鋭く心臓を切りつけてきます。

痛くない・・わけがない。

めっちゃ痛いです。

(ぶち殺したろうか・・とメラメラとします。)

 

でも敵を演じるのも親の役目、と腹をくくるようにしています。

私の母が私の敵を全うしたように、私もあなたの敵として立ちます。

人には成長するために敵が必要な時がありますから。

 

もうリアルに会っても、お互いに交わす言葉もほとんどなくなりました。

だから、あの夢はあなたの魂が時間を越えて、制限を超えて会いに来てくれたものと思っています。

 

昔まだ寒い季節の早朝に、天空から落ちてくる彗星群の最後の一つを見た事がありましたよね。

一緒に毛布に包まって、空を見上げていた

あの朝があって良かった。

 

では、元気でね

母は先に進みます。

いつか未来で・・

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」