Peru/秩序が崩れた、その後は?

夕闇が深くなったオリャンタイタンボの山道。

オレンジ色のヘッドライトが無数に輝き、その間を列をなした人の群れが点々と歩いていきます。

列車に乗っていた人はほぼ降りました。

 

私達の先頭を歩くのは、日系の観光ガイドのSさん。

みんな、彼を目印に黙々と歩きます。

私はワクワク♡

やっと歩ける~~!

 

砂埃の舞う砂利道を徒歩での移動が始まりました。

旅はこうでなくちゃ、座ってるだけで何が嬉しい?

※全員がマチピチュでの一泊分の着替えなどを入れたバッグを持っています。

キャリーをひている人が2人。

 

Sさんは後ろを遠く振り返えると

「Yさんが遅れてしまった。」

と笑顔で普通に言います。

 

なぜ、添乗員はヘルプを拒むのか?

敢えて緊急性を抑えているのでしょうか?

あんまりにも普通に言うので、最初彼の言わんとするところが理解できませんでした。

 

このツアーの添乗員のYさんがかなり遅れて歩いています。

遠目に見ても息が上がって、ヘロヘロの様子。

足元がふらついていて、キャリーがかなり体力を奪っているのが分かります。

(マチピチュはキャリーはOUTなのよ)

 

マチピチュには一泊分の着替えをバッグにい入れて行きますが

「キャリーでも大丈夫ですよ」

とアドバイスされる場合もあります。でもあれは嘘です。

 

マチピチュは都会じゃないから徒歩になる場合があります。

そうなるとキャリーより、バッグの方がずっと機動性が良いのです。

この旅に参加の女性が、やはり小さいキャリーを持参していましたが

私は、何が起きるかあらかた想像がついてました。

(ここまでではないけど)

 

思考CONTROLだろうか?肝心な事を見失ってしまっていないか?

Y さんは羽田で会った時から大きなバッグを複数抱えていました。

今は小さなキャリーとボストンバッグを2つ背負っています。

舗装されていない砂利道はどう見てもオーバーワーク。

 

私は荷物を持つ、と申し出ましたが彼女は頑として受け付けません。

「先に行ってください」

と、ゼエゼエしながら繰り返すのみ

(この人、状況がわかってるのかな?)

私は先頭を離れYさんの側に付きました。

筑波山登山を思い出します。

 

そして、一回目のペルーツアーも思い出します。

帰路、食あたりから下痢が収まらず、歩くのもやっとの女性が車いすを拒んでいましたっけ

 

で、私が言ったのです

「大事な事は車いすに乗らないことじゃなくて、全員で日本に帰る事です」

ってね、そうしたら観念したように車いすに乗られました。

 

パターンで決まった思考が続くと、本当に大事な事が何なのか見失ってしまうのかもしれない。

地球の反対側でたった7人(添乗員+ツアー参加者)の仲間なのだから

大事な事は決まっているはず。

全員で帰る事よ。

 

 

小さなことにこだわると本筋が見えなくなります。

同じなんじゃないかな?

どんなプロ意識が助けを拒むのか想像もつかないけど

彼女がつぶれた時が旅がバン!してしまう時だ。

マチピチュ村の市場

だって、Yさんは旅の参加者の誰かが倒れても、救急の手配が出来ます。

でも、私たちの誰か一人でも彼女のための緊急の手配が出来るだろうか?

今が、旅の本当に危機一髪の時だと思うんだけど。

 

皆ガイドのSさんの後を追って、先に行ってしまっています。

参加者でYさんに歩みを合わせるのは私だけ・・これで良いの?

全員が先を行ってしまって、誰もYさんが倒れた事に気づかなかったら?

Yさんが私たちの旅の安全をも守ってくれるなら、私たちもYさんを守って良いのではないの?

 

なんで、旅の肝心要の添乗員のための安全ネットが無いんだろう?

何で、客に荷物を持ってもらってはダメなんだろう?

 

 

旅程が破綻し、サバイバルが始まったならルールを変更はありだと思う。

サバイバルが始まったら、ルール変更アリなんじゃないかな?

皆で協力しないと越えられないものもあるんじゃないの?

お客様は神様扱いじゃなくて良いと思う。

協力し合う仲間で良いんじゃないの?

 

この二組のご夫婦が参加しています。

一組めの奥さんが私に続いてYさんに荷物を持つと声をかけました。

Yさんは、やはり荷物を渡しません。

マチピチュ村

もう一組め夫婦ともに全くYさんを気にかけません。

ガイドのSさんの傍にぴったりくっついています。

二人だけの事を心配しているようです。

 

奥さんがキャリーを持ってきていて、引きずって歩いていました。

ガイドのSさんが奥さんの荷物に手を貸します。

それをしたら、夫の面目マル潰しでは?

 

(馬鹿じゃないの?)

と思う私は酷いかな?

夫の方はそれをボ~~~とみているだけ

 

(お前、男か?おじいちゃんか?)

奥さんの方が、荷物は二人で持つと言ってSさんから荷物を取り戻していたけれど

日本の男って何?どっちもどっちよ。

 

弱者保護の観点なら、私の荷物持てば?( ´∀` )

ほら、私は一人参加だから

(まだまだ、歩けるけど、歩く気満々だけど)

 

 

日本人観光客は本当の危機を見逃していないか?

彼女が高山病になったら・・

それが一番の危機なのに、みんな気づかないの?

なんで現地ガイドのSさんは彼女の荷物を持つと言わないで、客の荷物を持つと言うのだろう?

彼女が倒れたら、代わりをするの?

添乗員って会社からどういう扱いをされているのだろう?

 

旅の構成は6人。

二組のご夫婦と一人参加の私と

一人参加の男性。

この人は私とは縁もゆかりもない人です。

この人は、マイペースな方だった気がします。

 

サバイバルは人間性が出るよねえ。

一人の人間が生命体として成熟していくには

年齢とかキャリアとか、関係ないんだなあ、としみじみ思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

プロフィールなのですが、自分の事を書くのは気恥ずかしくて苦手です 人生を振り返ると大きく二つに分けられれると思います それは結婚前(ホワホワしてる♡)、結婚後(まさに修行) 結婚する前は何のかんの言いながらも平和に暮らしていました 自身を深く探る事も無く、人生は夢に溢れ、両親は世界で一番良い人だと思っていました 結婚は魂の目覚まし時計が鳴るような一大イベントでした 成人した時に母からこんなことを言われていました↓ 「25歳までは好きにさせてやる、周囲の誰も不幸にしない結婚をしなさい」 25歳を過ぎたらお前に自由は無い、お前の結婚は家族(母)のためだ、と言う事ですよね、恐ろしい母親 結婚は私を社会から切り離し、家族と言う牢獄に押し込める陰鬱なものでした 結婚して7年間が一番暗い闇の時間でした それは私の心の中に神を失っていたからです、結婚が決まる少し前私は失恋をしていました それはものすごくショックな出来事で、神に責められるのが恐くて、私が神を捨てました 神を信じない周囲の人々に混じって彼らのように暮らせば幸せになれる、と自分に言い聞かせました 実際は違いました、全体とのつながりを失った個人は狙われるものです、エネルギーを捕食したい輩から見たら格好の獲物です、潜在能力が高ければ尚更です 結婚して7年目のあの時私は自分を取り戻しました、そして神様とも仲直りしました (宗教の神ではないですよ、自然な信仰に元ずく神です) 自分を取り戻した時目に映ったのは、嫌いなものに囲まれた自分、もう人生の大きな選択は全てなされ、自分で決められるのは死に方だけに思えました なんて事をしたんだ、と自分が許せなかった、自分が嫌いになり誇りも持てず、何の価値もない人生とあざ笑ってしまいました、でもこのまま餌食にされるのはごめんです どうしたら、状況を変えれるのか?生活の全体を見つめました 引っ越そうが、資金を作ろうが彼らには勝てない、勝っても追いかけて来ると痛感しました、彼らに勝つためには精神のレベルを上げていくしかない それからは<私を食い物したい輩>と<それはお断りですという私>の闘いです 一つ心が強くなると引き戻され、また立ち上がる、その繰り返しでした でも逆を言えばそれが訓練になり私を強くしました 私は現実世界に取り組むというよりも内面を整える事で道が開いていくタイプでした 自分の傷に向き合い、内面を整えていくとスーと道が開きそこを歩いて行きます メンターも次々に現れ、リレーをするように私を導いてくれました レイキ、ヒーリング、フラワーエッセンス、ヒプノetc 特にヒプノは私に合っていました 時間を超える事は容易で、 現世だけでは解決できないトラウマを溶かすためにとても役に立ちました そして最後に残った過去生の最も重いトラウマはリーディングと言う高次元から情報を得る手法によって昇華することが出来ました 自身の精神性が高まるにつれ輩は力を失い消えていきました エネルギーは高いところから低いところに流れていく、逆流はあり得ないのです 自己を回復させていくプロセスは私に巡礼の旅という一貫したテーマを与えてくれました 礼文島から与那国島まで点々と、海外はイギリスやペルー、エジプトにも導かれるままに行きました 諦めたのは南極だけ、移動ルートの確保が出来なかったのです、代わりにハワイへ行きましたっけ( ´∀` ) その旅も2025年に満了、カウントダウンの美しい花火と共に終わりました これからは新章突入です もし私の人生を通して、言える事があるとしたら 【諦めないこと、諦めなければ勝てる、そして高次からのサポートは必ず得られる】 【精神的な道のりは急がば回れ、時に危険な道が突破口と言う事もある】 あなたの人生に幸あれ♡