ペルー旅の中盤、マチピチュ村に一泊しての帰り道。
陽気な観光列車に乗ってオリャンタイタンボ駅へ移動です。
車内は平和ですよ。
出発すると音楽と踊りが始まり、ちょっとした和気藹々の、パーティータイム。
そして、定番のファッションショー。

美しい山々、午後の空にはすでに月。
あと30分でオリャンタイタンボと言う頃に思わぬ情報が入りました。
「今日はお祭りで、村の道路は封鎖」
顔色の変わる添乗員。
何々?何が起きているの?
どうやら私たちを迎えに来る手筈のバスが村の中に入れない。
と言うことらしい。

急遽、降車駅を一駅伸ばしたいと要望しても、鉄道会社のほうが応じない。
このあたりがラテンと言うものだろうか?
で、どうなったか、と言うと
【自分の足が頼り】
バスの待っている村はずれまで、荷物を持って歩く。
(やっと歩ける♪)
喜んだのは私だけだったかも
深い谷間にある道、山に遮られてもう太陽の光が届かなくなっています。
急速に夜になろうとしています。
車のヘッドライトが光り、土ぼこりが舞い、道は舗装されていません。
旅行者は線路と並走する道路を歩きます。
時に線路の上をも歩きました。
車がね。一台くらい谷に落ちてもおかしくない。と思うほど込み合ってます。
秩序が崩壊して、ごちゃ混ぜ。
アクシデントに優雅な旅は崩壊、
「まさか線路を歩くことになるなんて、線路を歩いたことなんかないわ!」
と声を上げるのは同行のマダム。
私はやっと歩けると、内心大喜びなので、彼女の悲痛さに共感できない。
ごめんね、この程度でブーブー言う奴って何?
と思った( ´∀` )
危機意識と言うか、危険と判断するレベルの差を感じる。
<続く>
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