2025年のある日
ついに二度目のペルーに旅立つ日が来ました。
いそいそと出かける準備をしていると・・

アホ息子が帰ってきました。
約半年ぶりに見る息子です。
なんてタイミングなんでしょう。
(気持ちはもう羽田に行ってるのに)
久々に見る息子の姿は・・・
この六ヶ月で何があったんだ?と聞きたいのを押さえるのが精いっぱい
(・・大丈夫か?そのお腹周り)
(・・その目つき、何時やくざの仲間入りをした?)
事務的な話だけをして家を出ていったけれど。
私はショックだった。
こんな殺伐とした邂逅で日本を出ていくか私は。

機械的に用意をして羽田に向かう。
あふれて来るけれど、噴出するほどでもない感情。
乾いた自分・・年齢を重ねると感情もかれるのだろうか?
税関を抜けて飛行機に搭乗。
アナウンスが流れ、入口が閉まる。
夕暮れ時の空に飛行機は舞い上がる。

日本から離れていく。
まるで人の暮らしから脱皮して舞い上がるみたい。
子ども私が人であるための証のようなものだ・・
私を人として、人たらしめていたものが・・
涙が溢れてくる。
一度決壊するとなかなか止まらない。
まだ流れる涙があったか・・・
(・・・まだ人でいられるだろうか?)
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