実は、久高島に来た目的の一つは水晶です。
私の部屋に一つの水晶があり、
これが、いつの間にかくすんでしまっていました。
この石がね・・・
(月の光で浄化して・・・)と囁く。
へ~へえええ~?
じゃあ、家の窓の外に一晩おいておけば良いね。
(いや、いや!)
へ~~~、じゃあどうしたいの?
(久高島・・)
久高島は日帰りだよ。
(一泊すれば良いじゃない)
宿泊施設なんかないよ、あるわけないじゃん。
(あるよ、ある)
急遽、日帰りを一泊にしました。
夕食提供アリの宿からはお断りされ、調べてみたら、月の出は深夜。
涙目です。

そんな時間にフラフラ出来る?
人が眠る時間帯だよ。
苦肉の策で、4時頃を狙います。
その頃ならまだ空は暗く月はまだまだ見える位置のはずです。
2時~4時は危ない、恐い、行きたくない。
この島に来てから、知ったのですが
久高島は朝陽を見る島だそうです。
ここに来る人は朝日がお目当てで宿泊する、とか?
(勇気があるなあ・・)
午前四時、自然と目が開きます。
当然のように外は真っ暗。

身支度を整え、そお〜っと部屋を出ます。
外気はまだまだ寒く、ひんやりしています。
案の定、街灯はほぼ無し。
幼い頃にあったような夜の闇。
島の人はあると言い、私は無いと言う光量。
真っ暗な道、スマホと曲がり角にある蛍光灯だけが頼りです。
海岸に行けるか?
イシキ浜に向かう道を少し進んでみます。
集落から離れていくので、当然前方に灯りはありません。
いくらスマホを掲げようと真っ暗です。

・・・・足が進まない。
(ごめんなさい、怖くていけません。)
手にした水晶に謝る。
ならば船着き場の方へ行きましょうか?
こちらも同様、真っ暗。
墨を流したまま蠢くような海に近づける?
何?この肝試し状態!
フェリーの案内所のあたりが、島で一番明るい、。
ここしか行けるところがない。
空を見上げると、ちょうど月ご真上に見える。
(ここだ〜!)
しばらく浄化タイム、
もう怖くて怖くて、1秒が長い。
やっと浄化が終わって、部屋に戻ると、入れ違いであのカップルが出かけるところ。
一緒に朝日を見ましょう。
と誘われたけど、そんなお邪魔虫(笑)
丁寧にお断りしました。
朝日は5時半に出るという話
少しゆっくりしてから海岸に向かうと、どこにいたんだよこの人たち!
ウジャウジャとは言わなけれど、先客がいるいる。
まだ太陽は出ていませんが、明るくなっています。
こういう景色は一人で楽しみたいよねえ。
人がいるだけで場の振動数が下がる。
朝日はきれいだったけど、3箇所くらい探しちゃった。
早いもの勝ちのルールは神ノ島にもあった。
朝日を見て、部屋に戻った時はもう抜け殻よ。
目的はすべて果たした、あとはいかにこの島を脱出するか。
Escape、Escapeナルハヤでえ(@_@)
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