Calling/久高島

【久高島】って聞いたことはありますか?

割と有名なんだけど、うちの娘は知らなかった。

どこにあるかも知らなかった。

 

(まあ、なんて呑気な)

とは思ったけど、口にチャック。

沖縄本島の近くにある小さな島です。

神の島とも呼ばれています。

マジに〈畏れるべき神〉の座する島。

 

最近は観光地化されて、多くの人が渡っていきます。

(知らぬが花、知ったら行けないだろうな)

 

与那国島から利尻島まで旅をしましたが

私が知る範囲では、畏れる神がおわすのは、久高島と関東に2カ所

他はあっても、まだ知らないです。

 

空間を実と虚に分けるとしたら、久高島は虚の空間。

どんな季節に行ってもひんやりとしています。

日差しさえ涼やか。

畑があって、人家があって、レンタサイクルもあるけど人以外のものもいる島

それを人は神と呼ぶ。

 

島の中心部に、御嶽があります。

生きた人は入ってはいけないところです。

 

ある時、私はその禁足地のギリギリまで行きました。

迷い込んだと言うか、迷わされて連れて行かれたと言うか。

どうしようと、自転車を止めて固まっていると

 

周りは誰もいないのですよ。

背丈よりも高い茂み、足元は砂利道目の前は禁足地。

呼吸の合間のほんの一瞬で背後の空間が変化しました。

 

私よりも背丈の大きな何かがいる。

何かが、私を覗き込んでる。

振り返らなくても、それが分かる。

 

もし振り返ったら何を見るんだ?

キャーキャー騒ぎながらその場を離れました。

 

あんなところ、二度と行きたくない。

それが私の本音。

なのに、また島からコールが来ました。

 

行くだけなら・・行ける

(律儀に行くんか〜い)

 

フェリーの時刻表を調べていると

(kacoさん月が綺麗ですよ、泊まっていきませんか?)

えっ???ええ〜〜〜??

 

「無理、無理、無理!」

「泊まるところないから」

 

(ありますよ。)

 

検索してみると、まさかの・・

宿泊施設あり。

(⁠╯⁠︵⁠╰⁠,⁠)  泊まるんかい・・

 

一生することもないと思っていた久高島一泊。

そのうち行ったら、報告しますね

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」