飛んで北海道 / 旅のメインテーマ・大雪山

今回の旅の目的は何と言っても大雪山、旭岳。

これまで三回、ご縁をいただきながらその姿さえ目にしたことのない山です。

 

これまでの実績↓

1回目 2020年/オフシーズンのため❌️

2回目 2022年/スケジュールの遅れで日が暮れていてもたどりつけず❌️

3回目 2023年/カムイミンタラOnly

 

麓は晴天、だんだん曇り空、のち頂上は濃霧

4回目 2024年の今

しかも、今回は娘を連れておいでと言う条件付き。

さあ、どんなところなのか?旭岳。

 

森林限界を超えているので草木も無いはず。

と言うことは曇ってきた時が恐い山

目印が何もない→遭難のリスクがアップする。

そんな山だそうです。

登山開始予定は8:30

朝食付きのプランで宿泊してしまったので、それを食べてから出発します。

幸いにもお天気は晴れ

 

4回目にして初めて見る大雪山旭岳の遠景、全体像。

これまでは曇ってるとか、夕方とかで一度も目にしたことがありません。

山の中腹から間欠泉のようにガスが噴き出しています。

感慨深いけど、変な形・・気のせいかしら?

 

 

STARTPOINT 姿見の池<最後のトイレブース>

姿見の池が登山開始ポイント

忘れちゃいけないのが・・この先にトイレはない事。

ここが最後のトイレです!

この後は‥創造にお任せします。

 

それも携帯トイレブース!

トイレは一つ、二人別々に使用して、慣れないものだから時間がかかって

登山開始は9時ちょっと前かな?

登り始めて、すぐに知る旭岳の難しさ。

滑り台を登っていくが如き、傾斜のキツさ!

 

光と闇の拮抗する山

全員が同じ方向を目指して斜面を上っていくの

その様子はね、たとえはアレ‥三途の川

亡者が光に惹かれて、ゾロゾロと蠢いていく・・みたい。

 

何しろ旭岳 【旭】・・光の山ですし、トモラウシ山も控えてますよね。

北海道大雪山系は光と闇の鮮烈な対比の山だと思ってます。

横目にするのは山肌からガスが吹き出す荒涼とした景色

ムード満点です

 

歩きだすとすぐに息があがりました。

急こう配に心臓がアップアップしてます。

横目に見る娘はケロッとしているので、その差がなお悲しい。

(土手を歩き回った山登りの練習は効果なしかあ)

 

(娘の言うように弱くなったんだあ・・)
 2024/8.24投稿 母親殺し

認めざるを得ないようです。

私にペースを合わせるために、ところどころでストップして私を待つ娘。

・・尚更悔しい

娘の気遣いを、手心を加えられてる、哀れまれていると感じてしまう私は未熟者。

 

 

Goalは遥かな高みにあり。見えないよ~

麓から遥かに見上げる高所は頂上ではない。

ここからは見えないだけでさらに上があります。

上り坂が続くだけです。

颯爽と上がっていく人もいるけれど、私は息が上がる。

(キツイなあ、ホテルのラウンジでお茶していたい・・)

(このまま途中で下山したら、山登りクラブのメンバーは冷笑するだろう。)

低山の登山に手こずって午後に山頂に着いたと話したら、鼻で笑ったOさん。

雷が鳴ったらから引き返したと話した時の、周囲との空気の溝

 

笑われてもいいから、帰っちゃおうかな?

大人だし無理することもないはず

もう一つ失敗が積み重なったってどうってことないじゃん。

山登りそれほど好きじゃないし、笑われたってどうってことも無い。

日常に戻ってしまえば、誰も知らない細やかな事

山登りを仕事にしてないし、そんなに山にのめり込んでないし

本来の私はインドア派で、涼しいところで暑い日差しを見ながらお茶しているタイプなのよ。

 

 

遭難者を蝶が道案内するように、援助者が舞い降りる

ガスでもやった空気の中、右側に偽金庫岩が見えて

東側に金庫岩

息が上がってキツクテきつくて・・

もう無理・・と音を上げる寸前の意識のどこかで声がする。

 

それは山登りクラブの会の会長

「もう少しだ頑張れ」

私の左側から声をかけてくる、右側には福のYさん

 

えっ?・・・と思う。

二人のほかにも何人かいる。

声をかけながら先導するように一緒に歩いてくれる。

ええ・・・???

有り得ない、現実世界では全体に有り得ない図、私は会の鼻つまみ者だし。

 

例会にも、山行にもほとんど参加しない、参加しないから仲間と話すチャンスも無く孤立してる・・

山登りで仲間がいないことは致命的らしくて、それをまた笑われる。

 

それなのに、周りで応援してくれる

ぐっときて涙が出そうになった瞬間に、娘が

「頂上だ」

と叫ぶ声がする。

 

 

頂上と言う、その一言で大歓喜

歓喜ですわ。

目線をあげると靄だかガスだか、霧高でかすむ頂上にぼんやり人のシルエット。

まさに彼岸に集う亡者達‥な感じ

日常‥人間の世界を超えてるわあ・・・

もう、無理と言う寸前での頂上到着です。

さすがに雲で日は遮られ、空気は冷たい。

麓は真夏、頂上は初冬です。

 

記念撮影をして、お昼を少し食べたら下山

<続く>・・です

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」