またしても母の話

端から見れば蝶よ花よと育てられたはずの私なのですが・・

母親から暑苦しい束縛を受けていました。

 

私に与えられた選択肢はYESだけ。

反抗期も無く、親に逆らったこともありません。

母親がダメ、と言ったら、それまででした。

 

敢えて異を唱えると言う事は考えたこともありません。

そう言う選択肢がある事さえ知りませんでした。

 

母親から離れたらお前は生きていけない。

と教え込まれてきたのですから

 

母は世界で一番良い人で、偉い人だと思ってました。

この大学へ行きなさい、と言われれば、その通りに。

この人と結婚しなさい、子どもを産みなさい.

と言われればその通りにしました。

 

服従が普通でした

気がつけば、結婚して七年が経っていました。

その七年目、乳飲み子を抱えた私は立ち上がりました。

人生初めてのNO!と言ったのです。

 

 

笑われるかもしれませんが、顔が真っ青になりました。

ママ友が心配して声をかけてくれましたよ。

人生を変える大きな一歩・・でも、遅すぎた一歩でした。

 

学業の選択は終わり、仕事も結婚もすでに選択した後でした。

自分で選べる選択肢はほとんど残っていなくて、死に方しか決められない。

と悄然としたものでした。

 

でも、その【NO!】

母親の子宮とのお別れで、二度と戻れぬ決別でもありました

(母親はそれでも追いすがってきましたけどね)

成長したい私と、子どものままでいて欲しい母

 

成長は住み慣れた日常から離れる旅の始まりです。

精神世界、霊的な世界の穏やかな探求が始まったのです。

精神的な旅をしては日常に戻り、また旅に出る。

その繰り返しで今に至っています。

 

誰も知らない私だけの冒険の旅が続きます。

自由でもあり、孤独でもある成長の螺旋階段。

 

最近、やっと一息入れられるようになりました。

母親は今となっては、私の人生のゲートキーパーだったのかな?と思い始めています。

準備が出来るまで鍛えてくれた人であり、強敵として鍛えてた人もあります。

 

複雑な気持ちは過去のものになりつつあります。

きっと母は、何時か一番感謝する人になるでしょう。

この人生を与えてくれて、未来に送り出してくれた人ですから♡

 

 

 

 

 

#母と娘 #カルマ的な人間関係

#共依存

#自立の階段

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」