仲間がいるという安心感と危機察知能力の天秤

寒くなってきましたが、ハイキングや軽登山にはもってこいの季節です。

紅葉も綺麗ですしね。

 

この間、近くの山へ行ってきました。

ハイキングと言う言葉で調度いいくらいの低山です。

しかも、今回はベテランさんと一緒。

ちょろい、ちょろい朝飯前で行けちゃう。

 

超安心と高をくくっていたら、山の中で一瞬、遭難しかけました。

マジです。

 

それは頂上へ着き、さあ下山と言う時の事

一緒に行った人、仮にRさんとしましょう。

 

山の裏側を指して、

「急勾配だけれど降りられるルートがあるはず、練習にちょうど良いから行きましょう」

と言いました。

私に何の文句がありましょう、そのままついて行きました。

 

そのルートは頂上にある社の裏側、北側のルートでした。

一人だったら、まず行かない道です。

でも、今回は同行者があり、先輩格なので、サインをスルーでした

 

確かに勾配はあるのですが、人が通る事を想定している道ではない感じなのですが

(熊が出てきそうだけど、行くんだ。)

信頼していると疑わないんです。(;´д`)トホホ

 

僅かに差し込む光で地面に模様が描き出されています。

(美しい・・けど、オレンジ色?これって?)

木漏れ日は、その聖域の質のようなものを表現します。

 

今、思えば怪しい限りなのですが、人を信じるって恐い。

自分で考えないから、サインに気づけない。

 

今なら・・オレンジ色の光なんて、影の世界、中間生みたいなもの。と思うのに

(Rさんが行けるというのだから、行けるのだ)

と、信じて疑わないのです。

 

一本の太い樹が、通せんぼのように置かれています。

(・・これは、警告だよねえ)

一人だったらこの時点で、いえその前に、引き返していたはずです

でも、二人という安心感は、アンテナを鈍くします。

当のRさんもいよいよ怪しく感じ始めたのか

「あれ?こんな道だったっけ?」

スマホから位置情報を取ろうとしても、入ってきません。

 

山の中で、それも低山で自分たちの位置を見失ってしまった・・ありえない!!

こうなると山の定石は、上に行くですよね。

戻りました。

 

無事に頂上に戻り、メジャーなルートの方へ家事を取り直し難無きを得ました。

が、これってあれですよね

なんとかバイアスと言うアレ。

 

山だけじゃないですよね。

普通にあるある。

 

引き返す、直感の声に聴き耳を建てる。

は、胆力がいります。

 

人生は特に引き返すより、逃されていく方が楽ですからね。

お互い気をつけましょう。

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

ようこそ、いらっしゃいませ。あなたが来てくれてうれしいです 振り返ってみると幼い頃の記憶は幼稚園の入園式から、それ以前はあやふやです。小学生の頃の夢は宇宙飛行士、中学生の頃は漫画家。けど誰にも言えなくて、もっと現実的な美術系の学校に行くことにしました。 でも、大学受験コケました。合格圏にいたはずの4年生大学を面接で失敗、その年は補欠の繰り上がりも無く、あえなく短大へ。人生の厳しさを知った春でした。ショックだった。でも今思うと、それは必然だったと思う。だって、その短大に行かないと出会えないと言う人が未来で待っていたから。いわゆる前世の恋人。 前世をトレースするかのように恋をして、同じように破局しました。私としては成就させたかったのだけれど・・ ここでも、ショックでフリーズした私を見逃さなかったのが実の母。 失恋の痛手で自己愛も自尊心も遥かにゼロに近くなっていた私は母の言いなりに見合いをして結婚してしました。 そこからが魂の修行の日々、過酷だったあ。 結婚して7年間は本当の自分を箱に入れて、母の言いなり、お人形のような生活に甘んじました。 7年目の早春、はっと我に返って唖然としました。 嫌いなものを黙って受け入れた人生は、大嫌いなもので満ち溢れていました。ウンザリしました。乳飲み子を含む三人の子どもがいて、介護一歩手前の祖父母がいて、しがみついて話さない母親、好みじゃない夫。 ここから私がもともといた場所までは遥かに遠い、地の果てまで飛ばされたかのようです。 ここから自分を取り戻していく泥沼を歩くような人生が始まりました。 手始めに人生で初めて母に「NO!」と言い、ついでに夫にも「これ以上子どもは生まないから。」と言いました。 弱い、と思っていた存在が逆らうと、ハチの巣を突っついたような気分になるようで、二人からの風当たりは強くなりました。 それでも後戻りする気はないし、前進あるのみ、心理学を学び、精神世界へ足を踏み入れました。そのうち直観力も自然に身につき、良きメンターに巡り合いました。 今思えば敵と思っていた存在が一番のメンターだったかもしれない。彼らがいなくて、ただの幸せな人生だったら、ここまで来なかった。 今、使命を実行できるのも彼らのおかげです。この場を借りて「ありがとう」