映画を見てから、はや三日
まだ思案中。
しっかり余韻も残っているけれど
あの映画はなんだったんだろう?
時間がたつほどに考えます
救いの無い世界で、救いを描く?
映画の中の人たちは、世の中は無情だと受け入れて生きてる
自分を越えた大きな流れに屈指ながら、それでも生きてる
誰も安全ではないし、安心してもいない。
皆、優しい人たちなんだけど、心にわだかまりを持っている
恨んでいたり、憎んでいたり、解決出来ない問題を抱えて生きてる
でも、笑うし、食べるし、生きてるんだよね
許せないものを許そうと苦しまないし、許せないものがあることを恥じてはいない
それで生きてる
日々ご飯が美味しい
正しくなくてはアカン、許さなくていかん!
と、葛藤してきた自分はなんなのだろう?
と、考えてしまう
仏のいない世界で、救いの無い世界で生きる
唯一、ほっとするのは映画の後半で梅安さんが虫の知らせを感じとるところ
その感覚を信じてきたお陰で生きてる、と言うところ
唯一、ここだけが高次元との繋がりを匂わせる
仏のいない世界にも、裏ではしっかり繋がっている
それでも大丈夫なのだ、と肌で感じられる
映画全体を通して、語られているのは〈愛〉なのか〈情〉なのか、記憶が薄らぐほどにあやふやになっていく
・・とっても優しい
あれを愛と呼ぶのか?情と呼ぶのか?
どっちなんだろう?
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