前回北海道を旅した時には旭川でお寿司を食べました。
北の大地の寿司はどれほど美味しいんじゃい?
と思って、店を探しましたが、これと言うお店は満席で入れず運を天に任せて
そこにある寿司屋へ一歩踏み込む。
狭いカウンターで身を寄せ合って食べる寿司、どれほど💖と思いきや
寿司職人がカウンター越しに叫ぶ
「注文は待って、今忙しいから」
「はあ?」
しばしの<待て>・・・その後注文。
出てきた寿司は・・都内で食べる方がよほど美味しいそれ。
ガッカリして店を出た記憶がありました。
今回は小樽ですから、美味しい寿司を巡り合えるだろうと期待していました。
とりあえずぐるなび上位の店を予約。
期待は大です。
でも、出て来たのはタッチパネル。
回転寿司にあるアレです。
(なんで北海道くんだりで、タッチパネル?)
その店で一番記憶に残ったのは柳魚シシャモ。
次が牡丹海老。
あとは普通。
北海道で美味しい寿司を食べる、引き当てる才能がないのか?
虚しく夜景に浮かび上がる他の寿司屋の看板を眺める。
そして、蛾を踏みつけないように気をつけて歩く。
何だか虚しい北の空。
初めて小樽に来たのは10何年か前。
その夜は大地に染み込むような哀しみ
名も無き人々の愛と哀に、心が引きちぎられそうだったけど
時が経った今は違う意味で悲しみが止まらない。
炙った烏賊を探さないと。
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