ちょっと想像してみて
三次元よりもはるかな高み、とても肉体を持つ身では辿り着けないような高次元。
光に満たされ理由もなく、義務もなく、ただ、在ると言う世界
その彼方の空間に、卵が一つポツンと浮かんでいる。

その卵は宇宙の生命、そのもの。
全ての生き物が、その卵に源を発する。
その卵はゆっくりと回転しながら、浮かんでいる。
そして、満月の金粉のようにキラキラとした光がふんわりと振りまかれていく。
卵は唄う。
命の喜びの歌を。
分け与えられた光も歌を歌いながら次元降下していく。
ゆっくりと生き物の世界に向かって降りていく。

沢山の小さな光の粒子が口々に唄う。
音は音階になり、旋律になり、大合唱になる。
<歓喜の歌>第九で歌われるアレ
生命として誕生することが嬉しくて仕方がない。
心臓が鼓動する事、仲間を見つける事、声を出す事
楽しみに・・ゆっくりと次元を降下していく。

命は<光で喜び>なんだ
私もあなたも、かつて喜びとして生まれてきた。
決して戦うことを期待されて誕生したわけじゃない。
喜びとして生まれてくる命にとって、この惑星は何をしているのだろう?
歓喜の歌は、この地上でも続いているのだろうか?
嘗て、喜びだった私たちは、今どんな歌を歌っているのだろう?
命に祝福を!
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